花粉症対策を考えた家づくりとは?〜シューズクローク・ランドリールーム・第一種換気〜
日本の人口の半数近くが発症していると言われる花粉症。
花粉症によって日常生活に支障をきたしている方が多いかと思いますが、症状を改善するにはどうすればいいのでしょうか。
家づくりの観点から見ていきましょう。
■花粉症対策を考えた家づくり
花粉症対策は家づくりにおいても重要なポイントがあります。
① 居住スペースに花粉を持ち込まない
花粉が付きやすいウールなどの洋服を避けたり、帰宅時は洋服についた花粉をよく払ってから入ることも重要ですが、洋服などについた花粉は外で払っても完全に落とすことはできません。
そこで、玄関付近に上着や帽子を脱いで保管できるシューズクロークを設けることで、居住スペースに花粉を持ち込むリスクを下げることができます。
② 室内干しスペース(ランドリールーム)をつくる
洗濯物を外に干すと花粉が付着してしまうため、室内干しができるスペースを確保しましょう。
間取りに余裕がある場合は、ランドリールームを計画することで家事効率を高められるのもメリットです。
こちらはサンルームという天井や壁などから太陽光を取り込むよう設計されたスペース。
天候に関係なく洗濯物を干すことができますし、自然光をしっかり取り込みながらも花粉をシャットアウトすることができます。
【おうちデザインシリーズ!】デザイン性と実用性を兼ね備えたサンルーム
③ 24時間換気設備で「第一種換気」を採用する
換気設備における第一種換気とは、給気と排気を機械で行う方法です。
室内の圧力をコントロールすることができ、花粉の季節などは給気口に内蔵されているフィルターで外気をきれいにして室内へ供給することができます。
さらに、熱交換システムによって室内の温度を一定に保つことができるため、省エネ効果も期待できます。
花粉症対策をしっかりして快適な時間を過ごしましょう!